【書評】

【書評】資本家マインドセット(三戸政和)を読んだ感想と要約

【書評】資本家マインドセット(三戸政和)を読んだ感想と要約

こんにちは、ヒロキー(@kaikai_rs)です。

【資本主義では資本家が圧倒的有利!】

サラリーマンでは金持ちになれない、それどころかサラリーマンという職業がもはや絶滅の危機に瀕している。そんな時代に、自分の好きなことを追求して成功したい若者や、老後が不安なサラリーマンに向けて、「資本家」という新しい生き方を提案している一冊

本記事は以下の4つの流れで構成されています。要約だけ先に知りたい人は目次のリンクから飛んで先に見ていただけたらと思います。

  1. 書籍の紹介文
  2. 15個の要約(抜粋)ポイント
  3. 3つの深堀りポイント
  4. まとめ

>>全書評オススメ度まとめページ

「資本家マインドセット」の紹介文

本書は自分の時間を切り売りしないための、資本家としてのマインドを知る本です。

好きなことを、好きな人と、好きなようにやる」ためにはどうすればよいか。

その答えとしては、会社を購入して資本家になることで他人を動かし、他人に働いてもらい、自分は品質管理や仕事を任せることで利益を得ると述べられています。

そのための戦略が説かれており、サラリーマンを辞めるつもりがない人も参考になる点が多いと感じました。

 

サラリーマンを続ける場合でも「資本家マインド」を持つことで、自分がしている仕事は何のための仕事なのか。効率化したり、他者に仕事を振ることはできないかを考えるきっかけになります。

たとえば仕組み化。誰がやっても同じものができる仕組みを設計すること。秘伝の味よりも、ファストフードが理想。そして100点のものを1つ作るよりも、60点のものを量産することで総合力で勝つことの重要性が書かれています。

100点を求めると再現性が乏しく、60点を量産することは再現性が高く、事業拡大の見通しもしやすいと述べられています。

 

本書は

  • 会社の買収に興味がある
  • 自分の時間を最大化させたい
  • 仕組み化することで稼いでいきたい
  • サラリーマンとして生きていくことに不安や疑問を持っている

と考えている人に是非読んで欲しい一冊です。

【要約】「資本家マインドセット」15個の抜粋ポイント

単に株式投資をして配当やキャピタルゲイン(売却益) を受け取る立場になるだけでは、「資本家」とは言えない。それは「投資家」。
投資家の場合、自分でその経営をコントロールしているわけではなく、「他人」である投資先経営陣の能力に依存している。ある種のギャンブルみたいなものである。

 

自分の手腕によって会社の事業を成長させ、そこから利益を得るのが資本家。

 

サラリーマンの働き方は、基本的に「人(自分) が動く」だ。有限の時間を切り売りしているから、稼ぎが爆発的に増えることはない。

 

人が動かなければ富を生むことはできない。だから資本家は、 自分ではなく他人に動いてもらう。

 

体を鍛えるトレーニングとしてキックボクシングをしている。一気に心拍数が上がり、全身運動なので体全体に筋肉がつく。全力で10 分間もミット打ちすれば、立ち上がれないほど体力も筋力も消費する。

 

人生100年の時代。定年後の人生はまだ何十年も残っている。それに対処するには、定年後も自分で稼ぐしかない。

 

今の組織から外に踏み出したとき自分に何ができるのか、 どんな価値を生み出せるのか。そこを考えるのが、「サラリーマン絶滅社会」を生き延びるための第一歩。

 

アイデアを実行して、成功するまで諦めない者は少ない。思いついてもやらない人が 99%。「やってみないとわからない」と行動を起こすのは1%。試行錯誤をしながらそれをやり続けるのは、さらにその1%。最後に勝つのは、やり続けた0・01%

 

日本の中小・零細企業の経営者は高齢化している。 中小・零細企業は日本全国におよそ380万社あるが、その社長のうち約245万人が70歳を超えているという。いちばん深刻な問題は、多くの会社で後継者がいないこと。

 

後継者がいなければ、いずれ会社はたたまざるを得ない。実際、すでに年間3万社ぐらいが廃業しており、その半分は黒字企業である。つまり高い価値を持つ中小企業が安く買えるマーケットとなっている。

 

オーナーと買収希望者が相対で交渉するときに、客観的な企業価値計算はそこまで存在しない。株主がひとりか家族だけというレベルなので、オーナーの腹次第なのだ。そのため想定されるよりもずっと安い値段でも、オーナー個人が納得しさえすれば取引が成立する。

 

買い取った地域社会の企業は、複数の業者から相見積もりを取ってコスト削減を考えるという発想がそもそもない。そんなことをしていたら、業績が伸びないのは当然だ。
そのレベルの改革で業績アップができるなら、大企業の「当たり前」を身につけている元サラリーマンなら誰でも、十二分に成果を上げることができる。

 

企業が倒産すると未払い金などの債務が残るが、株式会社や合同会社の場合、その支払い義務は無制限ではない。 支払い義務が生じるのは、 自分が出資した範囲だけ。300万円で株を買ったなら、その300万円を失うだけで、それ以上の責任は問われない。

 

人の印象に残る ということは、ビジネスをしていく上では重要な要素だ。何か仕事をお願いしようと考えたときに、 最初に思い出してもらえる人 になっておけば、仕事を手に入れる確度が上がる。

 

仕事は心が折れたら失敗だ。心さえ折れなければ、成功するまで続けることができる。そして、心が折れないように支えてくれるのは、「自分はこれが好きだ」「自分はこれがやりたい」という熱意や信念しかない。

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【深掘り】「資本家マインドセット」3つの深掘りポイント

黒字なのに倒産する企業

後継者がいなければ、いずれ会社はたたまざるを得ない。実際、すでに年間3万社ぐらいが廃業しており、その半分は黒字企業である。つまり高い価値を持つ中小企業が安く買えるマーケットとなっている。

黒字経営で続けたいのに、後継者がいないために続けることができない地方企業は多数あるそう。

黒字経営であるにも関わらず廃業しているのは年間15,000社にも及びます。

確かにこれはもったいない。

であれば、その企業を買収して利益を得ることや、自らの手で企業価値を高めて売却するということも合理的な判断です。

業務改善が簡単

買い取った地域社会の企業は、複数の業者から相見積もりを取ってコスト削減を考えるという発想がそもそもない。そんなことをしていたら、業績が伸びないのは当然だ。
そのレベルの改革で業績アップができるなら、大企業の「当たり前」を身につけている元サラリーマンなら誰でも、十二分に成果を上げることができる。

これ、本当かよ!笑

と思う様な内容ですが、地方の企業だと当たり前の様ですね。

大企業や都市部の企業に勤めている人ならば当たり前に感じるコスト削減の意識も、地方企業だとないようです。

こんな状態で利益が上がっているのだから、少しの業務改善で更に利益を増やすことは容易そうです。

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人生100年時代を生き抜く

人生100年の時代。定年後の人生はまだ何十年も残っている。それに対処するには、定年後も自分で稼ぐしかない

単純に考えて、定年してからの人生が30年〜40年もあるわけで、その長い期間を現役時代の貯蓄と、年金だけをあてにして生きていくのは難しいです。

一応、アルバイトなどで多少の収入を得ることはできるでしょうが、定年を過ぎてから、若い人たちに混ざって、慣れない仕事をして時給1,000円くらいの収入をあてにすることは避けたいです。

 

それであれば、どうするか。

 

定年など存在しない、自分自身で稼ぐことができれば良いのです。

本書ではその手段として、地方の安くて優良企業を買収することを勧めています。

しかし正直にお伝えして、僕は個人が企業買収をすることに関して否定的な考えです。

  • 買収の心理的ハードルが高すぎる
  • 多量のお金がほしいわけではない人にとっては別の手段の方が適している

からです。

僕も含めた多くの人は、莫大な富を築きたいわけではなく、自分や自分の家族が満足に生活することができれば満足ではないではないでしょうか。

であれば、会社をたくさん買収してオーナーになるよりも、別の手段の方が適していると考えています。

  • 株式の配当金で月に10万円稼ぐ
  • インターネット(ブログ)を使った広告収入で月に10万円稼ぐ
  • 生活する上で必要な食事に関するビジネスをして、月に10万円稼ぐ
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などなど、会社を買収するよりもよっぽどハードルが低く、再現性のあるやり方が存在します。

 

「定年後も自分で稼ぐ」ことには同意ですが、その手段として会社を買収することに関しては、僕は否定的です。

本書は会社買収をすることで自分の時間を作り出そう。という趣旨の内容ですが、あくまでその「資本家マインド」を学び、上記のように別の手段で自分で稼いでいくことをした方が良いと感じました。

資本家マインドセット:書評まとめ

この本を読んだことで会社を買おうと動くか動かないかは別として、実際に買うことのできる会社を見てみたり、自分の時間を最大化させるにはどうしたら良いのか、会社の仕組みをどうすれば儲かるか、などを考えてみることにも価値があると考えています。

今は会社を買収しなくても「資本家マインド」だけでも持っておくことで、視野を広く持て、いつか行動に移す際に抵抗感や恐怖が減っていることでしょう。

 

また

投資家の場合、自分でその経営をコントロールしているわけではなく、「他人」である投資先経営陣の能力に依存している。ある種のギャンブルみたいなもの。

この考え方には、驚きと納得をしました。

僕は配当金を目的とした投資を行っていますが、確かに「他人である投資先経営陣の能力に依存しています。」

著者はこのことをギャンブルの様だと表現していますが、投資先を分散させたり、S&P500のような指数に投資することで、ギャンブル要素は限りなく抑えることができるでしょう。

 

本書は

  • 会社の買収に興味がある
  • 自分の時間を最大化させたい
  • 仕組み化することで稼いでいきたい
  • サラリーマンとして生きていくことに不安や疑問を持っている

と考えている人にオススメの一冊です。

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本書の情報

【オススメ度】

★★☆☆☆(期待通り。読んで失敗と思うことは無い一冊)

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